お知らせ

その他・活動実績

その他・活動実績

地域連携の活動

多摩地域の医療機関と顔の見える関係の構築を目指し、アドバンスメディカルスタッフによる研修会の開催や地域連携の会に積極的に参加をしています。

患者さんが退院後も安心して療養生活を送ることができるよう、退院支援看護師や病棟看護師、認定看護師、リハビリスタッフが患者宅に訪問し、地域支援者へつなげています。

<当院の看護師と言語聴覚士が訪問し、地域の訪問看護師、ケアマネジャーと連携している場面>

助産師の活動

院内助産を取り入れ、リスクに関係なく入院から分娩まで、助産師が主体となってケアをしています。
2024年度からは、多摩市から要請を受け産後ケア(宿泊型)に対応していきます。
20名の助産師のうちアドバンス助産師は6名(2023年度)が在籍し、リーダーシップを発揮しています。

【助産師外来】

妊娠前期・中期・後期のそれぞれの時期にあった日常生活の過ごし方、注意点、分娩についてなど、より具体的にお話をしています。また、その人らしいお産に向けて、バースプランを一緒に考えています。
妊婦健診では、助産師が母体の状況のみならず、エコーで胎児の計測や健康状態を確認しています。また、退院された褥婦さんに対し、産後外来にて育児指導や相談、授乳指導を行っています。

【命の授業】

多摩市内の中学校に出向き、命の授業を行い思春期授業に携わっています。
妊婦の模擬体験や赤ちゃん人形を用いての抱っこの体験を行い、命の大切さ・重みを感じられる授業を行っています。
2022年度 1校
2023年度 3校

<授業の様子>

BLS・ACLS研修

多摩永山病院では、一次救命処置(BLS)を院内職員全員が受講することを目標に毎年数多くのコース(日本救急医学会認定コース)を開催しています。私たちは、院内のどの場所で予期せぬ急変が起きたとしても、そこに居合わせた誰もが一次救命処置ができる安心・安全な病院を目指しています。さらに一度の受講で終わることなく医師・看護師は3年以内に一回、その他の職員も5年以内に一回は受講するようにしています。
また、高度な救命処置である二次救命処置(日本救急医学会認定ICLSコース)の研修は、人気が高く受講待ちが出ているほどです。インストラクターの役割を志望するスタッフも多く、毎回多くの多職種スタッフが参加しインストラクションを楽しく学んでいます。

<BLS研修の様子>

<ACLS研修の様子>

●アドアバンスメディカルスタッフによるスキルアップコース(地域連携研修会)

2023年度は24研修を開催しました。中には分野を越えたコラボ研修もあり、「実践に活かしていきたい」という声もたくさんいただいております。

<摂食・嚥下障害看護、認知症看護、老人看護の3分野コラボ研修 「“食べない”そのときどうする?」(WEB開催)の様子>

<研修企画のきっかけとなった場面 「この患者さんがカップ麺を食べるのは本当に無理?」>

災害拠点病院としての活動

毎年、多摩市医師会、多摩市役所、消防署、警察署、近隣病院、大学と合同の災害訓練を行っています。
災害発生直後の6時間以内には災害拠点病院(日本医科大学多摩永山病院、多摩南部地域病院)、災害連携病院(桜が丘記念病院)の計3か所で緊急医療救護所を設置することになっています。訓練の目的は、2つです。
①病院内緊急救護所立上訓練、②独歩または搬送された疾病者をトリアージし優先度に応じた対処を行う疾病者トリアージ訓練です。患者役としてブラジル人留学生も参加し、ポケトークが活躍しました。

<能登半島地震への災害対応活動>

当院は南多摩医療圏域の災害拠点病院として、常日頃より災害発生時にいつでも活動できるよう人材育成と受け入れ態勢を整えています。東日本大震災では宮城県気仙沼に災害支援活動のためDMATチームが派遣され、最近では2024年1月1日には能登半島地震においてJMATチームの一員として能登北部地区(輪島・門前・珠洲・能登・穴水)の調整支部業務を行いました。被災しながらも懸命に活動している診療所の支援を行うため各地区に全国から編成されたJMATチームと連携し、活動を行いました。短期間で入れ替わる全国のJMATチームがうまく次へ引き継げるようにシームレスな情報の管理を心掛けました。