お知らせ

スペシャリスト

スペシャリスト

がん看護専門看護師

がん患者さんとのそのご家族が、がんに伴う苦痛を少しでも軽減され、その人らしく過ごすことができるように全人的苦痛の理解を深め、緩和ケアチーム、がん相談支援センターの一員として緩和ケアを提供しています。また、がん患者さんとそのご家族の告知後の心のケアや療養上の場の選択支援等の意思決定支援をおこなっています。がん患者さんに関わる上での問題や看護師の悩みについては、コンサルテーションを通して介入しています。

主な活動

・緩和ケアチーム回診
・がん看護相談外来
・がんサロン
・地域連携における学習会や事例検討会
・がん看護における知識、技術の向上に向けての院内研修

老人看護専門看護師

高齢者が安全・安楽に入院生活を送り、自宅・施設・他院など退院後も最期の瞬間までその人らしく生活していけるよう、高齢者本人だけでなく家族や関係職種を全人的・包括的なアセスメントに基づいてサポートしています。

主な活動

・認知症ケアチームラウンド
・高齢者の認知症状やせん妄等への看護・退院調整
・高齢者及び家族、看護スタッフへのサポート
・院内デイケア

認知症ケアチームのメンバー
認知症カンファレンス
院内デイケア

精神看護専門看護師

身体疾患を抱えながら心理社会的な問題や精神的問題を抱える患者さんとそのご家族に、専門知識と技術の提供を行います。また、医療者からの相談に対応し、関係部署間の関係や役割の調整、連携の促進を実施し、精神症状に対する質の高い看護が提供できるよう、職員への教育的支援およびメンタルヘルス相談を実施しています。

主な活動

・精神科リエゾンチーム回診
・職員を対象としたメンタルヘルス相談、復職プログラム面談
・自殺再企図予防のためのケースマネジメント
・精神科リエゾンチームカンファレンス(週1回)
・認知症ケアチームラウンド(週1回)

精神科リエゾンチームメンバー

クリティカルケア特定認定看護師

集中ケア認定看護師として活動しながら、8区分17行為の特定行為研修を修了しました。研修で培った専門的知識に裏付けされる臨床推論や高度実践力を生かし、集中ケア領域だけでなく一般病棟でも活動しています。 医師や担当看護師と協同しながら患者さんの早期回復に向け、輸液の調整や人工呼吸器の設定変更、気管カニューレ交換やPICCの挿入など様々な特定行為を実践しています。
また、当院で開講している特定行為研修で指導的役割を担っています。

主な活動

・特定行為終了区分8区分17行為
・呼吸器(人工気道に係るもの)関連
・呼吸器(人工呼吸器療法に係るもの)関連
・動脈血液ガス分析関連
・栄養及び水分管理に係るもの関連
・循環動態に係る薬剤投与関連 
・呼吸器(長期人工呼吸療法に係るもの)関連
・栄養に係るカテーテル管理(中心静脈カテーテル管理)関連
・栄養に係るカテーテル管理(PICC管理)関連

スタッフナースへの指導場面

特定行為研修の1場面
特定行為研修の1場面

クリティカルケア特定認定看護師 <術中麻酔管理>

手術を安全に受けていただくため、体への負担とストレスが少しでも軽くなるように眠らせたり、痛みをとったり、体の筋肉を緩めたりするのが麻酔です。手術中は患者さんの呼吸の状態が変化したり、血圧が下がったりしますので麻酔科の医師とともに手術に立ち会い、これらが安定化するようにサポートしています。

主な活動

[特定行為終了区分9区分18行為]
・呼吸器(人工気道に係るもの)関連
・呼吸器(人工呼吸器療法に係るもの)関連
・動脈血液ガス分析関連
・栄養及び水分管理に係るもの関連
・循環動態に係る薬剤投与関連 
・呼吸器(長期人工呼吸療法に係るもの)関連
・栄養に係るカテーテル管理(中心静脈カテーテル管理)関連
・栄養に係るカテーテル管理(PICC管理)関連
・術後疼痛管理関連

麻酔器の確認
動脈血採血

皮膚・排泄ケア特定認定看護師

排泄は生涯、人間の基本的欲求であり羞恥心を伴う問題です。排泄経路の変更でストーマを造設するなど失禁により不安や悩みを持つ方々も少なくありません。そのような方に対して入院中だけでなく、少しでも生活しやすい環境を整え、気軽に悩みを相談でき支えになれる存在であることを目指しケアを行っています。また、傷つきやすい皮膚や創のある方、特に褥瘡のある方に対してスキンケアを通してトラブルの予防や医師・他職種と協働して創傷治癒環境を整えます。退院後で褥瘡やストーマケアにお困りの通院困難な方に対して、訪問看護師との同行訪問も開始しています。
さらに、3区分・5行為の特定行為研修を修了し、皮膚・排泄ケア認定看護師の知識を活用して、主治医や形成外科医・皮膚科医の指示のもとに褥瘡又は慢性創傷の血流のない壊死組織の除去や局所陰圧閉鎖療法を実施することで、創傷の重症化予防、早期改善、治癒に努めています。

主な活動

・定期的な褥瘡回診
・オストメイトへのストーマケア指導
・瘻孔ケア指導
・失禁ケア指導
・院内ラウンドにおいてコンサルテーションに対応
・院内の看護師を対象に皮膚・排泄ケア分野に関する勉強会の企画・運営

<特定行為区分>
創傷管理関連
創部ドレーン管理関連
栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連

褥瘡回診の様子

認知症看護特定認定看護師

認知症の人の中には言葉や仕草で不調や苦痛、不安を訴えられない方も多く、せん妄やBPSDで出現する幻覚・妄想・混乱などは「言葉なき抵抗」と言われています。これを見過ごすことなくアセスメントに基づきケアを行っています。

主な活動

・認知症ケアチーム回診
・認知機能検査
・認知症の人の生活障害に対するケア内容の検討
・せん妄やBPSDの予防と緩和ケアの実践・指導

ナースステーションにて
グレイスガーデンにて
病室にて 七夕の日

糖尿病看護特定認定看護師

糖尿病患者さんがその人らしい生活を継続できるようケアの提供をしています。
糖尿病専門医が不在なため、重複疾患を抱える患者さんへ、安全にタイムリーな血糖コントロールが行えるよう医師と協働しながら活動をしています。

主な活動

・外来糖尿病患者さんへの糖尿病在宅療養指導
・多職種による糖尿病透析予防外来の実施
・フットケア外来(足のアセスメント・処置・セルフケアの指導)の実施
・退院前・退院後訪問同行
・糖尿病患者さんへの生活やインスリン調整
・コンサルテーション
・糖尿病看護における知識、技術の向上に向けての院内研修

退院前・退院後同行訪問は電動自転車でGO
フットケア外来の様子

慢性腎不全看護特定認定看護師

私は腎不全看護特定認定看護師として慢性腎不全患者の気持ちに寄り添った看護を心がけその方らしくあれる腎代替療法は何なのかを共に考えるところから介入し透析導入後も患者が安心して治療を継続できるように支援しています。血液浄化室では、毎日医師、臨床工学技士、看護師でカンファレンスを実施し安全で最良の透析が提供できるように取り組んでいます。

主な活動

・腎代替療法選択外来
・透析患者の病棟ラウンド問題解決、相談への対応
・腹膜透析外来にてセルフケア支援
・遠隔操作モニタリングにて在宅治療経過の確認、地域との連携
・導入前後訪問、導入期指導の実施
・退院指導、退院カンファレンスへ参加
・腎不全看護の知識、技術の普及に向むけた研修開催
・血液浄化室にて透析関連特定行為の実施

慢性腎不全看護特定認定看護師のW看護師
血液浄化室の様子

がん化学療法看護特定認定看護師

がん薬物療法は、治療に伴い様々な副作用が出現し、患者さんは身体的・精神的に苦痛を生じます。この苦痛を少しでも軽減でき、治療が継続できるように、副作用の症状をマネジメントし、患者・家族へのセルフケア指導や治療洗濯時の意思決定支援を行います。また、院内のがん看護の質の向上、がん薬物療法薬の安全な投与管理、職員の曝露予防についてのアドバイスを行います。

主な活動

・がん薬物療法看護に関する学習会の開催
・病棟、外来での実践・指導・相談
・副作用マネジメントとセルフケア指導
・がん薬物療法を受ける患者ケアについてのスタッフへの指導・相談

がん化学療法室の様子
薬剤師によるミキシング

慢性心不全看護特定認定看護師

心不全患者の憎悪因子の評価とモニタリング、長期予後を見据えた生活調整を行い、QOLを維持するための療養支援及び意思決定支援を行います。さらに療養生活を支えるご家族のケアも行います。

主な活動

・心臓リハビリテーションの実施・評価 
・循環器疾患及び心不全患者様への日常生活指導
・慢性心不全手帳の配布
・心不全看護に関する学習会の企画  

慢性心不全看護特定認定看護師のT看護係長
心臓リハビリテーションの様子

手術看護特定認定看護師

周術期(手術前・中・後)における侵襲を最小限とし二次的合併症を予防するための安全管理(体温・体位管理・手術機材・機器の適切な管理等)を行います。さらに手術室だけでなく外来や病棟との連携を深め、患者さまがより安全・安楽に手術を受けられるよう周術期看護を行います。

主な活動

・手術看護の実践及びスタッフの指導.相談
・手術室における職業感染予防対策
・勉強会の企画・開催
・教育体制の見直し
・月1回新聞発行(手術看護・感染・褥瘡・医療安全について)

麻酔科医と情報共有している場面

がん放射線療法看護認定看護師

病気や治療による苦痛(身体面・精神面・社会面)の軽減ができるように患者さんをサポートしています。

【身体面】
痛みで治療体位を取りにくい方に対して、少しでもつらくない姿勢や鎮痛剤の使用を提案します。有害事象が軽減するように生活上の注意点(食事内容、皮膚ケア、排泄など)を説明します。

【精神面】
患者さんの気持ちに焦点を合わせて傾聴し共感的態度で関わります。治療を理解して頂くためには、パンフレットや模型も用いて具体的なイメージを持てるように説明します。

【社会面】
経済的・ 時間的理由(仕事、介護、育児など)で治療を受けにくい場合があります。経済面では、公的サービス やソーシャルワーカーの紹介、医事課との連携で対処しています。時間の面では、職場の理解や家族の 協力などを確認し、予約時間の調整を行っています。

主な活動

・がん放射線療法を受ける患者のセルフケア支援
・がん放射線療法看護について、スタッフへの指導・相談
・スタッフや地域の方へ、知識や技術向上のための研修
・定期的な放射線腫瘍医・診療放射線技師と多職種カンファレンス

患者さんとの面談の様子

がん性疼痛看護認定看護師

がん患者さんの痛み(苦痛)のない、その人らしい生活を継続できるようケアの提供をしています。必要時、がんの痛み(苦痛)のある患者さんには、直接指導させていただいています。外来、入院において疼痛コントロール困難患者さんの疼痛マネジメントを医師、看護師と共に行い、早期対応を心掛けながら活動しています。また、院内看護師の疼痛アセスメント能力向上のため、講義、事例検討を通しての研修を実施しています。

主な活動

・緩和ケアチーム回診
・がん看護相談外来
・がんサロン
・地域連携における学習会や事例検討会
・がん看護における知識、技術の向上に向けての院内研修

集中ケア認定看護師

急性かつ重篤な患者さんに的確な方法で日常生活の援助を行い、なるべく障害の程度が少なく回復できるよう、早期よりリハビリテーションを実践し、評価を行うことが集中ケア認定看護師の役割です。主にICUやHCUを活動の場としますが、現在の医療情勢は重篤な患者さんも病棟で看護し、また生命維持装置を装着したまま在宅へとシフトしています。 集中ケア認定看護師は在宅までも視野に入れた活動が求められています。

主な活動

・実践能力向上に向けた院内研修会
・人工呼吸器装着患者のラウンド
・人工呼吸器装着患者の離床、ケア介入への支援・指導
・重症患者の看護実践、スタッフへの支援・指導
・ケースカンファレンスでのファシリテーション
・地域連携研修
・看護職復職支援研修

RSTチームメンバー
RSTラウンドの様子

救急看護認定看護師

救急看護認定看護師の役割は、主に救命救急センターに所属し、急変対応実践能力向上のための教育・指導や災害対策等を行います。また、救急医療の場で救急患者家族の対応をエキスパートの技術を駆使して実践することです。

主な活動

・救命救急センターでの初療や入院患者の看護問題、ケアに関する相談を受け指導
・救急患者対応システムに参画し救急医療体制の整備を実施
・BLS(一次救命処置)やKIDUKI(患者急変対応)講習会を実施
・シミュレーターを用いてシナリオを通したシミュレーション研修やフィジカルイグザミネーションの研修を実施
・JNTEC(外傷初期看護セミナー)のインストラクターとして活動
・院内の防災活動やトリアージ訓練、DMAT活動における資機材の整備やマニュアルの作成
・地域の防災活動に参加

BLS研修の様子

感染管理認定看護師

医療関連感染サーベイランスの実施や、サーベイランスに基づく感染防止技術の導入など、施設の状況に合わせた感染管理プログラムの構築および、実践・評価を行う。他職種で構成された感染対策チーム(ICT)の中心的存在として院内ラウンド等を実施し、問題点の抽出と現場の状況に応じた効果的な感染対策の検討と実践指導を行う。

主な活動

・感染対策に関する研修・教育
・ICTラウンド
・ASTラウンド
・院内感染状況の監視
・感染対策マニュアルの作成と改訂
・職業感染防止
・地域医療機関との感染対策連携
・大学内医療機関との感染対策連携
・私立医科大学感染対策協議会との連携

ブラックライトで適切に擦り込まれていないと白く出現する場面
PPE着脱方法の研修場面

摂食・嚥下障害看護認定看護師

摂食・嚥下障害は疾患によるものだけではなく、加齢など様々な要因により引き起こされ「口から食べる」ことを困難にします。食べることは単に生命を維持するものではなく人間の感情に働きかけ、生活や人生を豊かにするものです。そのため「口から食べる」支援は患者さんのQOLの向上に繋がります。 患者さんの背景や思いを把握しながら急性期から「永く」「安全に」「美味しく」「楽しく」口から食べ続けられるような支援を目指しています。そして急性期病院として患者さん個々の支援内容を他施設や在宅等へ繋ぐ役割があると考えています。

主な活動

・患者の摂食・嚥下機能評価
・口腔ケアラウンドの実施
・他職種と協働し摂食・嚥下訓練やリスク管理、食事形態の選択、摂食時の姿勢調整、口腔ケア等の実践と患者・家族、スタッフへの指導
・NST委員会に参加し、栄養管理への参入
・院内外に向けて摂食・嚥下障害看護に関する研修の企画・開催

摂食・嚥下障害看護研修の様子
栄養サポートチームメンバー(NST)
NST回診の様子